九州のホームフライトエリアにて、2.5ch最終仕様
ムスタング一号機破損に伴いメカを移植しました。
ムスタングのハイスペックっぷりに懲りたので今回は
・ラダー仕様3ch
・フルハイにしてもゆっくり飛行
と、なるべくノーマルに近い性能で飛べるようにしようと思いました。
パワーユニットはFK-180+ノーマルギアダウン+ノーマルペラといった構成です。
改造は、例によって零戦クラブを参考にサクサクと進み問題なく完成しました。(エルロン仕様に比べて工作がラクラク)
いつもの空き地に持っていってテストフライトです。
前回のムスタングのことが頭をよぎりましたが、「今回はノーマルと同じはず!」と自分を言い聞かせ思いっきり放り投げました。
今回はあっけなく飛びました。
フルハイで緩やかに上昇していきます。
とりあえずフルハイに固定したままノーマルと同じように自分の周りをぐるぐると旋回させ機体に慣れていきました。
この時の操作方法は、ノーマルプロポと同じようにチョンチョンとラダースティック倒してましたね。
ある程度慣れてきたところで今度は『エレベータ』の操作です。
まっすぐに機体を飛ばして緩やかに上昇していくところをダウンを打って一定高度飛ばそうとしてみました。
おそるおそるダウンを打つと機首がピクッとやや下を向き降下を始めました。
「やばい」と思い今度はちょっとアップを引きます今度は上を向きすぎます。
端から見てると上下にがくんがくんとひどい飛びだったと思います。
しばらく飛ばして慣れてくると自由に高度が変えられることが新鮮な感じがしました。
ただし、この時はエレベータの操作は怖くて、積極的に触ることはなかったと思います。
この仕様でしばらく飛ばしてスロットルワークを練習したり、ラダー操作しながらエレベータを引いて小回りの練習をしたりわりと自由に飛ばせるようになったと思います。(とはいえ自分の周りをぐるぐる旋回させることが多かった・・・)
ある日ふと、「宙返りしてみたい」と思い、ちょっと高度を上げてダイブ!地面から1mくらいのところでエレベータフルアップでループに入りました。
しかし高度が足りなくてループの最後で地面に頭から突き刺さり、ペラ・ナセル破損、さらに胴体がまっぷたつになってしまいました・・・
後日、この機体は2.5ch機として復活することになるのです。
ループ失敗の破損後、メカをムスタングに移設してしまったので放置されてました。
この頃からラジコン仲間が欲しくなり会社の先輩・後輩に声を掛けまくって仲間を募りました。
この時期地元のトイザラスで五二型の零戦が3999円で売っていました。
みんな「4000円でフルセット」と言うと食いつくのですが、自由自在に飛ばすには追加で2万円くらいの投資が必要と言うと引いてしまいます。
そんな時に零戦クラブの機体紹介を見ていると制御方法が『2.5ch』というのが目に入りました。
なんのことかな?と思いつつ作者(Nagnagさん)のサイトに移動すると、ノーマル送信機、メカを改造しラダー・エレベータ・スロット(ON/OFF切替)を実現するというものでした。
必要なパーツ代を全部計算しても1000円かかりません!
「こりゃいい!」と思いNagnagさんのサイトにある零戦二号機のページを参考にして早速改造を行ってみました。
舵・スロット共にON/OFF制御ですがノーマル制御に比べてかなりの自由度があります!!
以後零戦はずっと2.5chで飛ばすこととなりました。
電波到達距離こそ短いものの、バンドがかぶってる時や40MHzの電波状態が悪い時に飛ばすことが出来て重宝しました。
この2.5ch改造で会社の先輩を引き込むことに成功しました!
ノーマル機を購入してもらって、私が一晩預かり2.5ch化を行い納品してました。
改造メニューとしては、トランジスタの交換・モータドライバ追加・送信機にスロットルスイッチ追加・バッテリー6V化(1セル追加)といった内容でした。
結局2.5ch零戦はトータルで7機ほど作りました。
東京へ引っ越す前の九州最後のフライト。ループ前のダイブ中
そんな感じで楽しんでいた零戦でしたが、東京へ引越しを行う時に機体が変形してもとに戻らなくなりました・・・