こちらで購入したホイールですが、見た目も乗り味もWH-R500Aと余り変わりなく、なんとなく満足できませんでした。
そんなモヤモヤした気持ちが収まらない日々が続いてて、ヤフオクを見ては色んなホイールに入札をしていました。
キシリウムエキップを買ったばかりだったのでそんなに本気で入札してたわけじゃなかったんですが、落札できればめっけもん、くらいの価格で入札してました。主にキシリウムエリートやSLなんかに入札をしていたのですが、やはり人気のホイールなので入札額には遠くおよびませんでした。
そんなある日いつものようにヤフオク見ていると『キシリウムSLチューブラー』が出品されていました。年式等書いて無くてよく分からなかったのですが、とりあえず入札してみました。
結果は見事落札!チューブラタイヤを利用するのは人生初だったので落札確定後色々情報を集めてました。
タイヤの取り付けはリムセメント(接着剤)かリムテープ(両面テープ)で行うと言うことは分かっていたので簡単お手軽そうなリムテープで取り付けることにします
ホイールが届く前にリムテープとタイヤを用意しました。リムテープは定番と噂のミヤタ『TTP-1』タイヤは安くて黄色いパナレーサーの『PRACTICE DUAL』を購入しました。
で、待望のホイールが届いたのですが、届いた品を見ると明らかにエキップよりスポークが幅広でかっこいいです!
スポーク太くてカッコイイ!
で、早く自転車に取り付けてみたかったのですが、届いた品はリムセメントがびっしりとこびりついてました。
リムテープを使用するためには古いリムセメントは全て落とす必要があります。事前調査で固まったリムセメントは専用リムーバでも落とすのは大変ってことと、固まったリムセメントは灯油を塗って少し放置すると落としやすいらしい事は認識済みだったので、慌てずに灯油をリムセメントに塗りこみました。
しばらく待ってふき取りましたが全然落ちません!金属のタイヤレバーで擦ってみましたが表面がちょっと削れるくらいです・・・リムセメント掃除の方法を調べてたときに「古いリムセメントを落とすのは一日がかり」なんてのを見て「そりゃ大げさやろー」と思ってましたがあながち大げさでもなさそうです・・・さすがに一日かけてリムセメント剥がしはカンベンして欲しかったのでなんとか別の方法を考えました。
ふと道具箱を見るとフレーム再塗装したときに使用したペイントリムーバーが残ってます。試しにちょっとだけ塗って放置するとリムセメントが随分やわらかくなりました!ホイールの塗装まで一緒に落ちないか心配しましたが、黒く塗装されている部分はまったくリムーバーの影響を受けません!調子に乗ってホイール一本分思い切ってリムーバーを塗ってみました。
肌につくとヒリヒリする・・・
塗った後ちょっと放置するとセメントがやわらかくなってくるのでタイヤレバーでそぎ落とします。さすがに一度では落とせませんでしたので、塗っては擦りを何度か繰り返しました。
そんな感じで2本のホイールを綺麗にするのに1時間半程かかっちゃいました。
綺麗になりました
ホイールが綺麗になったところで改めてホイールを見てみると何処にも『SL』の文字が見当たりません・・・変わりに『SSC』の文字がありました。重量を計ってみるとフロント740g、リア886gでした。キシリウムエリートより軽くてSLより重いようです。
WEBで色々調べてみるとどうやらSLが発売される前の初期のキシリウムだということが分かりました。当時のスペック表を見てみると重量がフロント740g、リア885gということでほぼ一致します。
年式はちょっと古そうですが、大きな傷があるわけでもなくホイールのフレも殆どありません。
出品者があまり使ってなかったのか、出品前に調整してくれたのかは分かりませんがとにかくいい買い物したなーと思いました。
ついでにキシリウムエキップと重量比較をしてみました。
前輪 + 後輪 + クイックレバー
エキップ 855 + 1030 + 195 = 2080g
SSC 740 + 885 + 105 = 1731g
今回は随分と軽くなったようです。
回転部分の重量が変わるとフィーリングが変わるらしいので楽しみです。
ちなみに、クイックレバーは随分軽いですが、これはMAVIC純正ではなくA-CLASSのものがついてました。
重量測定が終わったらタイヤを取り付けます。
チューブラーテープをあらかじめホイールに貼ります。
テープの端を少しはがし、その上からタイヤをはめてチューブラーテープの保護シートを引き抜けば完成です。
簡単に書きましたがホイールにタイヤがなかなかはまらなかったり、タイヤのセンターを出す作業はちょっとてこずりました。センター出しはちゃんとできなくてタイヤのパターンがウネウネとうねってます・・・でも、慣れてしまえばクリンチャータイヤを装着するよりお手軽かもしれません。
タイヤを取り付けたところで、キシリウムエキップと並べて写真撮ってみました。
ミシュランタイヤの方が鮮やかだなー
タイヤの色はミシュランの方が鮮やかですね。肝心のホイールはスポーク本数少なくなって、幅広スポークで随分存在感があります!
んで、いよいよ自転車に取り付けて乗ってみます。
すると・・・キシリウムエキップの時とは違い今度は違いが分かります!
同じギア、同じ道を走ってみましたが明らかに軽い力で進みます。これがホイールのせいなのかチューブラタイヤのせいなのかは分かりませんが随分感覚が変わりました。それと走りには直接関係ありませんが、フリーのラチェット音が大きくなりました。
キシリウムエキップにしたときにもWH-R500Aよりラチェット音が大きくなりましたが、今回は更に大きいです。なんとなく高級ホイールはラチェット音が大きいイメージがあるんでこの音は気に入りました。
前回キシリウムエキップにちょっとだけ不満があっただけに今回の買い物は非常に満足でした。
キシリウムエキップは100kmほどしか走ってませんが引退です・・・
と、ここまで自転車をいじってきて、色々と単体パーツの重量は測ってましたが、最近全体重量を計ってないことに気づきました。
今回は軽量ホイール(だと思う)に交換したので全体重量計ってみました。
結果は・・・8.6kg!ロードレーサーとしてはそんなに軽くない数値でしょうが、もともと12kg弱の自転車だったんで随分軽くなったなーと思いました。フレーム自体2kgジャスト(塗装剥離状態、再塗装時計測)なのでこれ以上軽量化しようとするとフレーム交換になっちゃいます。
でもリターンオフに愛着あるんでフレーム交換だけはしないようにしよう・・・
ずいぶん軽くなったなー