10速化して以来、フロントクランクはアルテグラのFC-6600を使っていました。
このクランクのギア構成は52T-38Tで、これまで使ってきたリターンオフ純正やFC-4550に比べてギア比が高くなっています。
最近では52Tのギアでもいくらか使えるようになりましたが、それでもリアトップの11〜13Tの使用頻度は低いです。52T×11Tの組み合わせにいたっては下り坂で70km/hに挑戦!なんて状況でしか使ってませんでした。
スプロケをバラして洗っているときにトップ側の3枚はいつまでたっても綺麗なので勿体無いなーと思ってました。
フロントインナーでリアのトップ側3枚を使おうとするとアウターにチェーンが当って快適に使えません。
このままでは、せっかくの10速が宝の持ち腐れです。と言うことでコンパクトクランクを再び導入して、全体的にギア比を落とそうと考えました。50-34Tといった構成は前回試したので、今回は48-34Tくらいの構成にして、普段街中はアウター、キツイ坂道用にインナーといった使い分けをしようと思いました。思い立ったら早速調査です。10速に使えるコンパクトクランクは10速化した当時、FC-R600とFC-R700しかラインナップされていませんでいしたが、今は105やアルテグラにもコンパクトクランクがラインナップされています。どれにしようか悩みましたが「どうせアウター48Tは付け替えるし、中古で安ければいいやー」と思いヤフオクで適当に入札していました。
で、落札できたものがFC-R700。シマノの初代コンパクトクランクです。
ごっついなー
届いた品を確認するとチェーンリングがゴッツイです。デュラエースと同じデザインと言えば聞こえはいいですが、なんとなくこのデザインは気に入りません・・・まあ、今回は初めから50T使う気はなかったのでよしとします。
クランクが手に入ったので今度はチェーンリングです。WEBで調べてみると旧XTRの952系5アームクランクのアウターが48TのPCD110でそのままロード用のコンパクトクランクにも付くとのこと。
ってことで自転車屋に行って取り寄せようと思いましたが、既に古い製品で問屋にも在庫なし&入荷時期は未定とのこと・・・無いものは仕方ないんで社外品のチェーンリングを探しに自転車屋を何件か探してみました。
色はシルバーがいいなぁと思いながら探してると、ある店でSTRONGLIGHTのチェーンリングを見つけました。一目見てカッコイイ!と思い即購入です。
細身ですっきり
妙に軽いなーと思い家に帰って計ってみると78gでした。ついでにFC-R700のアウター計ってみると107g、チェーンリングだけで30g近くがありました。FC-R700のアウターは実が詰まってるんで仕方ないですね。
チェーンリングだけでこれだけ重量差があるならクランクセット全体でかなり軽量化できたカモ!と思いアルテグラと今回のクランクセットの重さを比べてみました。
アルテグラ 736g
FC-R700改 734g
・・・色々がんばったわりには2gしか軽くなってません・・・軽量化が目的じゃないし、重くならなかったってことでよしとしましょう。
ちょっとだけ軽量化
気を取り直してクランクセットを取り付けます。チェーンリングが小さくなったのでフロントディレイラーの位置も下げます。予想はしてましたがフロントディレイラーを下げると元々取り付けてた場所の塗装は剥げちゃいました・・・自家塗装で生乾きの時に取り付けたんで仕方ないですね。このままではみすぼらしいのでなんとかごまかします。
チェーンリングが小さくなったのでそれにあわせてチェーンも詰めます。初めは2コマ切りましたが、インナートップにした際に若干チェーンがたるみます。ということで更に2コマ切りました。ちょっと短めですが、問題ない範囲です。
で、取り付け完了!チェーンリングが変わるだけで雰囲気変わります。いままで試してきたチェーンリングの中で一番カッコイイです。
FC-R700
FC-R700改
肝心のインプレですが、思ったとおりほとんどアウターだけで事足ります。インナーはキツイ上り坂専用になりそうです。
WEBでは社外品のアウターを入れると変速性能が落ちるとありましたが、自分のレベルでは特に不都合は感じられませんでした。
これでトップ側の3枚も使用頻度が上がると思います。
でも、よくよく考えるとアウター48Tってリターンオフ純正と同じだ・・・遠回りして元に戻ってきちゃった気がしました。